Friend

Friend

さらば、友よ

おーい、アスラーン。あいつ、本当にアブジャに旅立ったのかなあ。アスランは昨夜から消息を絶った。おれはアスランがどこへ行ったのかを知っている。アブジャに新天地を求めて旅立ったのだ。おれにとって、それはうらやましいことだった。うらやましさは、彼...
Friend

パリの風景

私は秋になると、この場所に来てしまう。そう、この川沿いのお気に入りの場所に。 ここは花の都、パリ。パリにはいろいろなものがそろっている。ルーブル美術館にエッフェル塔に凱旋門、それにシャンゼリゼ通り。もちろん私もお上りさんのころは、そんな場所...
Friend

翼をください

この空はどこまで続いているのだろう?僕はよく自分の背中に翼がついていたら、どんなにいいのにと思うことがある。そうすれば、ガキ大将のベンにもいじめられないで済む。だって、なぐられそうになったら、ぴょんと飛んじゃえばいいんだもの。そして、上から...
Friend

天地がひっくり返っても

私は、自分でいうのもなんですが、いつも穏やかでかわいくて、人間ならだれでも私に触れたいと思うようなワン・ダフルな犬です。いつもご主人様の後ろにくっついて、笑顔を見せています。笑顔は犬にとっては基本です! ワン! ご主人様は普通のサラリーマン...
Friend

繊細さって。

若いころの私はとても繊細だった。繊細すぎたといっていい。最近は繊細さは何かいいことのように言われることが多いけど、ううん、そんなことない。繊細さって、言葉を替えれば、周りの人たちの目を気にして生きることと同義だから…周りの人たちの意見に振り...
Friend

うちのたくろー、見かけませんでしたか?

うちのたくろー、見かけませんでしたか?たくろーがこの3日間ほど、うちに帰ってこないの。。 あっ、たくろーはうちの猫です。「うちの」と言っても、ご存じの通り、猫は気まぐれだから、いつの間にか出て行って、いつの間にか返ってくる感じだったけど。。...
Friend

また来ちゃった

また来ちゃった。あなたに会うため。。なんてまだ言わないわね。だって、私たち、まだ出会ったばかりでしょ。 今でも覚えているわ。私がはじめてこのお店に来たときのこと。仕事で落ち込んでいて、おあつらえ向きにしとしと雨まで降ってたわ。仕事が終わって...
Friend

ヒロシ、ありがとうね。

ねえ、あなた。私のこと、きれいだって思う? 私、人生を楽しみたいから、きれいになることはなんだってやってきた。このまつエクだって。この口紅だって。この髪の毛だって。すべて私自身をきれいに見せるため。 子供のころから、女性は美しくなきゃって、...
Friend

おおきな背中

ちょっと疲れちゃった。。 今までパパと狩りに行ってたんだ。すごかったよ。パパのこの大きな爪でオオカミを一撃。僕たちはオオカミの集まる場所で待ち伏せをしてた。そして、頃合いを見計らって、不意を突いてやったんだ。パパは体がこんなにおおきいのに、...
Friend

わしはただこの世の中を見つめている

わしはこの場所で世の中の移り変わりを見てきた。いろんな人たちがわしの目の前を通り過ぎて行った。明るく希望に満ち溢れたやつ。下ばかり向いてぼそぼそと話す陰気くさいやつ。虎のような御仁にくっついて能書きばかり並べるやつ。 そんな中でもあの男はひ...